【化粧品業界ES書き方ガイド】読まれるESのポイントを徹底解説!
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化粧品業界と一口に言っても、扱われている商品や企業の特徴はさまざまです。
例えば、スキンケア分野における企業の生い立ちから例を挙げると、訪問販売発祥のポーラ・オルビスホールディングスやノエビアホールディングスが該当し、通信販売主体の企業としては、ファンケルや、ディーエイチシーなどが該当します。
このように、化粧品業界は紐解いていくととても複雑な業界であると言えます。
また、取り巻く環境も変化してきています。
2013年ごろから訪日外国人による日本の化粧品需要が増え始め、2014年には免税対象となったことで急激に市場が拡大し、現在も一定のインバウンド需要があることは押えておきたいポイントです。
最近では他業界からの化粧品業界への参入が目立ち、シェア争いも過酷になってきています。
日本において歴史の長い化粧品業界は、就職活動をする学生からの人気も高い業界となっています。
化粧品業界を目指す皆さんに、実際のESで出題された設問と、回答例を合わせてご紹介します。
競争率が高い化粧品業界だからこそ、しっかりと対策をして選考突破を目指しましょう。
化粧品業界の採用動向や面接対策について詳しくは「化粧品業界研究」の記事をチェックしてください。
目次
化粧品業界のES設問例
1今までで最大のチャレンジを教えて下さい。 それをどのように乗り越え、どんなことを達成しましたか。 (日本ロレアル 2022年卒)
2TRUST8を体現できたエピソードを具体的に教えてください。(資生堂 2022年卒)
3『花王ウェイ』の中で一番共感した点やこころに残った言葉は何でしょうか?それはきっと、その言葉がご自身の経験、考え方とどこかで通じ合うものがあるからだと思います。あなたの経験も含め、あなたの言葉で教えてください。(花王 2020年卒)
4あなたのお気に入りの化粧品ブランドや商品を教えてください。(コーセー以外の商品でお答えください。)(コーセー 2022年卒)
5ものやサービスを購入する際に最も重要視する要素は?(カネボウ化粧品 2018年卒)
設問例1:今までの最大のチャレンジと具体例
この設問はあなたがどんな人物であるかを知り、普段の生活の中でどのような気づきや学びを得ることができるかを問われています。
皆さんが学生生活の中で壁にぶつかるように、社会人の先輩も日々たくさんの障害にぶつかっています。
その時、逃げるのではなく、向き合い乗り越えることができることを、具体的なエピソードをもって伝えていきましょう。
回答例
私の最大のチャレンジは留学なしの英語の習得です。大学に入学する際、4年間で英語を習得するという目標を立て、2年時には1年間の交換留学をすることを計画していました。オーストラリアへ留学をし、語学を始め、文化や価値観についても学びたいと考えていました。
しかし、コロナウィルス感染症の拡大により、留学予定先に制限がかかったり、スケジュールが変更になるなど想定外のことが起こり、留学が中止となってしまいました。それでも入学時に決めた英語の習得という目標に向けて、諦めることなく以下のことに取り組みました。
(1)大学内外問わず英語習得コミュニティに所属する。
(2)大学での授業以外に英会話レッスンに参加する。
(3)英語での日記を毎日つける。主にこの3つを4年間欠かさずに継続し、留学なしの英語の習得に向け努力をしました。
結果として、日常会話はもちろん、ビジネス英語の聞き取りまではできるようになりました。
この経験から得たものとして、英語の習得はもちろんですが、自分で計画をし、そのために行動するというPDCAサイクルが身に付いたことが挙げられます。この経験を生かし、社会人として活躍できる人材になっていきたいと考えています。
コロナ禍で学生生活を送った皆さんは、本来であればやりたかったことやできたことが、できなかったケースが多いと思います。
その状況の中で、「できなかった」というだけではなく、その上で何をしたかを人事は聞きたいと考えています。
取り組んだことのインパクトが大きければ良いということではなく、あなたならではの取り組みを聞かせてください。
設問例2:TRUST8を体現できたエピソード
TRUST8とは、資生堂が大切にしている理念「THE SHISEIDO PHILOSOPHY」の中の一つ、「資生堂社員がともに仕事を進めるうえで持つべき心構え」のことを指します。
資生堂社員はこの心構えを大切しながら生活をしています。
この設問では以下の点が見られています。
- 資生堂についてどれだけ企業研究ができているか
- 資生堂の理念に共感できる人物であるか
理念は企業が物事を判断する時に軸になる考え方です。
そこに共感できる人物であるかは、採用に大きく影響します。
上記を踏まえ、回答を作成していきましょう。
回答例
私は学生時代の塾講師のアルバイトで、TRUST8の一つ、「HANDS ON」を体現しました。
大学入学とほぼ同時に塾講師のアルバイトを始め、塾に通う中学生を対象に物理を教えてきました。塾講師は授業を担当するだけではなく、夏期講習などの特別講習を保護者の方へ案内し、お申し込みをいただく営業活動も合わせて行います。幸いにも自分の所属している教室はたくさんの学生が講習に申し込んでくれ、問題なく目標を達成することができました。
しかし、隣エリアの教室では申し込みが少なく全国的に見てもかなり悪い状況でした。そこでリーダーからの指示で、私は隣の教室に一時所属し、特別講習申し込み増加のために取り組むことになりました。
具体的には、「現状の把握」、「改善案の提示」、「効果測定」と大きく3つを、その教室のリーダーと協力して行うことになりました。保護者に対し、特別講習を案内する際に利用している資料やトークがどのようなものであるかを確認し、申し込み状況の良い教室との違いを洗い出し実行しました。その結果、目標まで限りなく近づけることができました。
現場に足を運び、私自身が動くことによって、実際に出向かなければわからなかったエリアの特性や、申し込み率が悪い原因の内面の課題を把握することができました。分析した結果を施策に反映したことで、このような結果につながったと考えています。
企業理念に触れる設問の場合は、まずはその企業が理念を通して大切にしている本質を理解する必要があります。
会社説明会やホームページ、ニュースなどを通じて、その理念が体現されていると考えられるものを事前に探しておくと回答しやすくなります。
エピソードは些細な内容でも構いません。自分の言葉で、企業理念に共感していることを伝えましょう。
設問例3:『花王ウェイ』の中で1番共感した点
『花王ウェイ』の中で一番共感した点やこころに残った言葉は何でしょうか?
それはきっと、その言葉がご自身の経験、考え方とどこかで通じ合うものがあるからだと思います。あなたの経験も含め、あなたの言葉で教えてください。(花王 2020年卒)
「花王ウェイ」とは、花王グループの企業理念「Corporate Philosophy」です。
花王グループでは「花王ウェイ」を”それぞれの仕事の意義や課題を確認するための拠りどころ”と位置付けています。
この設問は、花王についての企業理解の深さと、どんな経験からあなたという人間が形成されてきたかを、企業理念との共感度の高さを知るために出題されています。
しっかりと企業研究をし、花王の企業理念を理解した上で回答する必要があります。
回答例
「個の尊重と力の結集」に強く共感します。
私は学生時代、眼鏡店でアルバイトをしていました。全国展開している眼鏡店でしたが各店舗ごとにカラーを出すことを求められており、社員やアルバイトがアイデアを出し合い、販促のための取り組みを行なっていました。
しかし、なかなかアルバイトの意見は受け入れられず、段々と長く勤めているアルバイトからはアイデアを出すことさえもなくなってしまいました。
そんな状況の中、新しく入ってきたアルバイトの学生がアイデアを提出し、その販促施策が偶然各店舗を回っていた統括マネージャーの目にとまり、東北6県全てのエリアに導入されることになりました。
この出来事から、どんなに些細なことでも、どれだけ周りと異なった考え方だったとしてもまずは否定せず、それが実現できる可能性を探すことの重要性を学びました。この経験から、花王ウェイの「個の尊重と力の結集」に強く共感します。
花王のように、経営理念にはたくさんの項目が挙げられているケースが多いです。
その場合、全てを網羅した回答をしようとすると、一番伝えたい内容が薄まってしまう可能性があります。
あなたが何よりも伝えたいと思う内容にフォーカスした回答を心がけましょう。
設問例4:お気に入りの化粧品ブランドや商品を教えてください。
この設問では、あなたがどういう価値基準で商品を選択するかが問われています。
トレンド重視であるのか、コストパフォーマンス重視であるのか、はたまた感覚で購入するのか。
そういった価値基準を明確にすることにより、会社が実現したい未来をともに描くことができる人物であるかの判断材料になります。
自分が何に対して価値を見出し消費活動をしているか、今一度見つめ直してみましょう。
回答例
私のお気に入りは資生堂のSKⅡです。使用を始めたきっかけは母親が利用していたことでしたが、その他のスキンケア用品を試した今でも、SKⅡを愛用しています。
日本で一番歴史の長い化粧品ブランドであること、その歴史とともに培われた技術力があることなどから、安心して利用できることが理由として挙げられます。
私も将来、たくさんの人に愛される化粧品を生み出していきたいと考えています。
この設問の回答でピックアップする商品はどんなものでも構いません。なぜそれがお気に入りなのか、あなたの言葉で表現することが大切です。
理由を求められている回答ではないので、要点を抑えたシンプルな内容で良いでしょう。
どんな価値基準で選択をした商品なのか、自信を持って伝えてください。
設問例5:ものやサービスを購入する際に最も最重要視する要素は?
この設問では、あなたが世の中にあるものやサービスをどういった要素で評価し、対価(お金)を払っているかが問われています。
皆さんが今まで購入してきたものや商品は、あなたにとって価値があると判断したものということになります。
価値があると判断する要素はどんなところにあるのか、まずは自分自身と向き合うことが必要です。
具体的な購入エピソードを交え、わかりやすく内容をまとめてみましょう。
回答例
最も重要視する要素は「優位性」です。購入したいものやサービスのカテゴリーにおいて、優位性が最も高いものを購入するようにしています。
例えば、化粧品を選ぶ際も、自身が一番気にしている問題について高い効果を発揮しそうなものを優先します。私は極度の乾燥肌で、人よりも対策を取らなければなりません。その問題に対して解決するような商品であれば、費用やデザイン性などは問わず選びます。
優位性が高いかどうかを判断するために、口コミはもちろん、成分についてもある程度勉強するようにしています。購入するという行動を通して、自身の抱える問題や欲求を解決するために、優位性を判断するためのリサーチは惜しまないようにしています。
まずは自己分析をし、自身がどういった要素を重要視するか把握することが重要です。
その上で、具体的なエピソードを用いて、その自己分析が的確なものであることを伝えてください。
自己PRの書き方

自己PRの本質
自己PRとは「自分の強みや長所を企業に伝える場」になります。
ただ単純に自分の強みや長所を伝えるのではなく、企業の求める素質を理解して自身の強みをどのように活かせるかを伝えることが重要となります。
評価の高い自己PRにするには、まず自分の強みや長所をきちんと理解することが大切になります。
また、自己PRを書く上で、企業がなぜ自己PRを聞くのか知っておくことが必要です。
企業が自己PRを聞く意図は2点あります。
1人柄を知る
企業は自己PRの内容から、企業に応募者の人柄を把握して企業と合った人材かどうか判断しています。
企業の社風にマッチした人材であれば活躍イメージが湧きやすく入社後の成長も期待できます。
逆に企業とのマッチ度が低い場合は早期退職の可能性があるため積極的な採用はされません。
2自己分析ができているか知る
自己PRは自分の強みや長所を伝える場なので、自分自身について理解していることが重要となります。
自己分析がしっかりしていればきちんと自分の強みを伝えることが出来ます。
しかし、自己分析ができていない場合は就職活動への真剣度は欠けると思われ、企業への志望度も低いものだと判断されます。
自己PRを書くためのポイント
求める人材に即した「強み」を決定する
企業へ自身の強みを伝える場合、企業のビジネスモデルを理解した上でどのような強みを求めているかを考え、自分の経験などに結び付けて伝えるようにします。
自己PRは大きく分けて3つに分類することができます。
- 個人として努力し、成果を上げることができる
- 関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行うことができる
- 今までにない仕組みや企画を提案し、周囲と協力しながら実現できる
アピールしたい「強み」を論理的に述べる
上記でまとめた自身の強みをより企業に対してわかりやすく伝えるために、下記の流れにまとめるとスムーズです。
(1)強み:あなたの強みは?
↓
(2)強みの原点:強みが形成されたきっかけは?
↓
(3)強みを表す具体的エピソードは?
↓
(4)強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?
↓
(5)強みの活かし方:その強みを入社後にどう活かすか?
引用:unistyle
※自己PRを書く際のポイント
・注意点 ・アピールする強みに再現性を持たせること
・学生時代に頑張ったことと混同しないこと
・書き出しと締めの部分を意識すること
化粧品業界はどんな人材を求めているのか

化粧品業界全体で求める人材の特徴としては下記が挙げられます。
- 多様なジャンルに対してアンテナが高い
- コミュニケーション能力に長けている
- サービス精神が旺盛
企業ごとに経営理念が異なるため、採用基準も異なりますが、化粧品業界の特性上、上記3点はどの企業からも求められる要素となります。
ニュースやトレンドを把握することは、人々に愛される商品を生み出すためには必要不可欠なことであり、それが得意な会社が業界シェアを獲得します。
どの職種にも必要なことと言えるでしょう。
また、商品を製造・販売するためには、社内外問わずたくさんの人とコミュニケーションを取る必要があります。
特に販売員は購入者に寄り添う姿勢が問われるため、人のために率先して動ける人物であることが求められます。
改めて化粧品業界が求める人材を確認し、自分の強みや経験と照らし合わせながらESを作成しましょう。
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